この日は、少し早く目が覚めた。
外はまだ静かで、空気もひんやりしている。
朝いちばんに向かったのは、温泉。
夜とは違って、朝の湯は音が少ない。
身体を温めるというより、一日を始める準備みたいな時間だった。
湯船から上がるころには、
眠気がすっと抜けて、頭がはっきりする。
そのまま、朝のビュッフェへ。
夜のビュッフェと同じ場所なのに、
朝は少し空いている感じがして、
人の流れもゆっくりだった。
料理が取りやすくて、
落ち着いて選べるのがうれしい。
今回、朝の一番の目的は、いくらのかけ放題。
これを食べたくて、ここに来たと言ってもいい。

器を手に取って、
まずはごはん。
その上に、
遠慮せず、いくらをのせる。

自分で作った、いくら丼。
朝からちょっと贅沢だけど、
この日のための贅沢だった。
夜のビュッフェが「にぎやか」だとしたら、
朝は「静かに満たされる」感じ。
いくらをしっかり味わったあと、
甘いものにも手が伸びた。

普通のパンケーキもおいしかったけれど、
スリオゴルゴンゾーラ入りのパンケーキが意外と好みだった。
甘さの中に、少し塩気があって、
「朝でも食べられる」味。
でも、一番印象に残ったのは、フレンチトースト。
じわっとしていて、
噛むたびにやさしい甘さが広がる。
個人的には、これがいちばんだった。
和も洋も同じくらいあって、
朝は自然と「軽めに、でも満足」に寄っていく。
早起きして温泉に入って、
ちゃんと朝ごはんを食べる。
それだけで、
この日はきっといい日になる、と思えた。
チェックアウトは11時。
朝ごはんのあとも、急がなくていい。
整ってから出発できる朝は、
旅の後半を、少しやさしくしてくれる。
天成園の朝は、
「ここからまた歩ける」と思わせてくれる時間だった。
朝の温泉の静けさや、会場の空気感は動画のほうが残しやすかったので、YouTubeにも少しまとめています。よかったら、朝の続きも。
今日も一息、どうぞ。
— siro

